第二章・「指導」
新館三階にて…


不良「ふざけたことばかりしやがって、ボコして二度と学校に来れないようにしてやるよ。」

斉藤「ふむ、貴方に私を叩きのめすのは難しいかもしれないが不良君、ここには君と私しか居ない…この意味が分かるかな?」

不良「はぁ?誰の目にも留められず、気の済むまでお前をボコボコに出来るってことだろ?それとも怖くなって止めたいってか?土下座するなら考えてやる よ。」

斉藤「やはり、貴方にこの質問は難しすぎたようだねぇ…授業時間は未だ三十分近く残ってる、つまり君を三十分は指導出来 るわけだよ。分かるかな?」

不良「ゴチャゴチャ言ってないでさっさとかかってこいよ!てめぇの顔を殴らないと気がすまねぇ。」

斉藤「そうか、そうか。じゃぁ生徒生活指導を始めるとしよう…」

そう言って斉藤教師は、ポケットから60cmはあろうか伸縮式警棒を抜き出し構える。元は銀色だったのだろうが、血のようなものがこびり付いて赤黒くなっ ている…

不良「おいおい…まさかそれを使うのか?冗談だよな?」

斉藤「何を言ってるんだね君は?喧嘩なんだろ?私は「指導」のつもりだが、私の手を汚すのはいささか我慢ならないので ね、これを使うことにさせてもらうよ。それじゃあ「指導」を始めようか?それとも私に謝罪して水に流すか?」

不良「ふざけんなよ!そんな武器ごときで俺が怯むとでも思ってるのか?行くぜ!」

不良が斉藤教師に向かって真っ直ぐ向かっていく、しかし警棒で思いっきり顔を引っ叩かれる。

不良「嘘だろ?歯が折れたぞ!?教育委員会に訴えるぞ!」

斉藤「歯が折れたくらいでいちいち五月蝿いですね貴方は…未だ授業は29分35秒残ってるんですよ?「指導」はこれから なんだですがねぇ。ほっほっほっ。」

今度は斉藤教師が不良めがけて、もとい不良の顔のみめがけて警棒を振り下ろす。鈍い音と不良の悲鳴が新館に響き渡り不良が倒れこむ

不良「悪かった、俺が悪かったから許してくれ…許してください。」

斉藤教師は喋りながら警棒で不良の顔を軽くはたきながら喋った。

斉藤「おやおや、さっきのはねっ返りからもっと反抗するかと思ったんですがねぇ。貴方は見掛け倒しでしたか…ですがね、 貴方はこともあろうに「教師」に逆らったのですよ。この罪は許しがたいですね。
   それは謝って済む話ではないんですよ。それに相当する「指導」をしないとねぇ。今後こんなことが無いように…」


不良は土下座をしながらこう言った

不良「心を入れ替えます。だからもう勘弁してください。お願いします。」

斉藤「ほっほっほっ、甘い、甘い、実に甘い。私は教師なんですよ。生徒の願いを聞き入れるわけが無いじゃないですか。愚 かしい、実に愚かしい…貴方のその腐りきった根性を、即刻「指導」しないと…」

斉藤「罰というのは、自分が犯した罪を帳消しにする為に行うものなんです。痛いのは当たり前、今回の貴方の罪は相当に重いですねぇ。覚悟して「指導」に臨 んで下さいね。逃げ場はありませんよ。ほっほっほっ…」 


斉藤教師は、目の前で土下座をする不良を警棒でひたすら殴りつけた…結果不良の顔は 「指導」を受ける前の何倍にも膨れ上がり、血塗れになり、顔の骨は悉くが折れていた。そして虫の息の不良に斉藤教師はただ一言だけこういっ た

斉藤「まぁ、今日はこれくらいで許してあげますよ。そうそう、今日はもう帰っても良いですよ。帰れるならね。ほっほっ ほっ。」


_________________________________第二章・「指導」 終了

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