第一章・斉藤教師の奇行

朝の登校の時間……大抵の生徒は出校時間ギリギリに来るものである。

生徒1「今日は若干早く着いたな。」

生徒2「そうだな、信号待ちとか少なかったもんな。予鈴前なんて随分と珍しいよな。」

生徒1「全くだぜ。さて、早く教室に入ろうか…」

生徒1と生徒2が教室に入って数秒後、斉藤教師が入室。1と2がそれぞれの席に着いたとき予鈴が鳴る。

斉藤「む、予鈴が鳴りましたね。今教室に居る人は…10人弱ですか…」

予鈴がなり入ってくる生徒の数が増える。

斉藤「予鈴が鳴って教室に入って来た者は職員室に行って、遅刻カードを書いて来なさい。」

生徒「何でですか?本鈴に間に合ってるんだから問題無いはずですよ。」

斉藤「貴方は、アレですか?頭が悪いとよく言われたりしませんか?予鈴と言う物は、鳴った時点で席に着いていなければな らないと言う合図なのですよ。それすら分からないのかね君は?ん?」

生徒「納得いきませんよ。他のクラスは遅刻になんてなってないですよ。」

斉藤「ほっほっほっ。やはり貴方は馬鹿ですね。このクラスの法律(ルール)は私が決めるのですよ。他のクラスなど知った 事ではありません!!!」

生徒「マジあり得ないんですけど…何この新任教師は?何様?」

斉藤「つべこべ言わず、さっさと生活指導部に言って来なさい!たわけが。生意気なんだよお前。」

本鈴が鳴り朝のホームルームが始まる…

斉藤「今日から一部の者は体験して身を以って知った人もいらっしゃると思うが、予鈴の時点で自分の席に着いていないものは、遅刻とします。以上。何か文句 のある者はいますか?ん?」

斉藤「居ないようですね、それは私のルールに従うということでよろしいんですね?ホームルーム終了、日直、号令。」

生徒「起立、礼。」

斉藤先生が授業の用意を取りに職員室に行く

生徒1「何かとんでもない自己中教師だな。」

生徒2「そうだな、早く着いてよかったな。」

生徒1「あり得ねぇよな。普通、予鈴で遅刻ってさ」

生徒2「だよな、頭が狂ってるんじゃないのか?あの爺さん。」

生徒1「だよな、学校来る前に病院行けっての。」

始業のチャイムが鳴る…

生徒1「ヤベェ、そろそろ来るから撤退しておくな。」

生徒2「そうだな、始業のチャイムが鳴っても席に着いてない奴は怠学者だ!とか言い出しそうだもんな。」

生徒1「あの教師なら言いそうだな。じゃあな、次の放課にまた話そうぜ。」

生徒2「ああ、じゃあな。」

斉藤教師入室。

斉藤「日直、号令を。」

生徒「起立、礼、着席。」

斉藤「教科書、15Pを開きなさい…」

斉藤「え〜この作者は何が言いたいか、それは…」

席の後ろの方の生徒のポケットの中から携帯のバイブの音が小さく響く…ブーン…ブーン…ブーン


斉藤「む、この音は何なのだ?おい、右から二番目の列の奥から三番目のお前、そうそうお前だ。一体授業中に携帯電話で遊 ぶとは一体どう言うつもりなんですか?ん?」

生徒「すいません、電源切っておくのを忘れました。以後気をつけます。」

斉藤「気をつけますじゃ無いんですよ貴方。一体何なんですか?大体友達の少なそうな顔をしてるくせに、友達が居るような 振りして携帯でメールですか?貴方のような人間を相手にしてくれるのは、低俗でいかがわしいサイトの、サクラの不細工で頭の悪い女しか居ないでしょうが ね。」

生徒「そんなんじゃないですよ。目覚ましが鳴ってしまっただけですよ。」

斉藤「ああ、そうですか。まぁでも携帯が鳴ったことは事実なので、私が預かりましょう。返して欲しいときは、親と反省文と一緒に取りに来るように。」

生徒「そんな、馬鹿な。まだ一回目なんですから、大目に見て下さいよ。」

斉藤「貴方もしつこいですね。だから、友達が少ないんですよ。分かりませんか!とにかく携帯電話は預かり、返して欲しい なら親と反省文と貴方が後日学校に来ないと返せません。よろしいですね?」

生徒「そんな…酷い…」

女生徒1(あの先生性格悪すぎよね。何かキモいんですけど…)

女生徒2(私も思った、何?たかが一度くらいで何そんなに神経質になってんの?って感じよね。)


斉藤「ん?今私に大して暴言を吐いた生徒が居ますね。おい、そこの左の列の一番後ろのお前!それと、左から二番目の列の 一番後ろのお前!どういうつもりなんですか?先生に暴言を吐いて許されると思ってるのですか?ん?自分でロクに金も稼げないくせに生意気なんだよお前 達。」

斉藤「お前達二人は今から生活指導部に行って来なさい。そこで反省文をそうですね…作文用紙5枚書いてきなさい。口答え は許しませんよ。」

不良「おい!お前いい加減にしろよ。なんなんだ?さっきから聞いてれば自分は神様とでも言いてぇのか?この腐れ教師 が!」

斉藤「当たり前でしょう、何を言ってるんだね君は?生徒は先生に絶対服 従、いわば主従関係だ。神と言っても相違ないですね。それが嫌なら退学しなさい。君はもしや、退学希望者 かね?ん?」

不良「ふざけんな、何が神だ!お前頭がおかしくなってんじゃねぇの?それとも、気が抜けると本当に神様とか花畑が見えた りするんですか?お爺ちゃん。」

斉藤「ほぉ、貴方はなかなか見所が有りますね。皆さん、授業は自習にします。私はこの頭の軽い生徒を厳重に指導しなけれ ばならないので…それから、席を立ったりすると直ぐに分かりますからね。さぁ行きましょうか頭の軽い愚かな生徒君。」

不良「上等だ!タイマン張ってやるぜ!」

斉藤「それでは皆さん、静かに自習してるのですよ。」

斉藤教師と不良は新館へ…


_____________________第一章終了

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